2021年12月

 
2021年12月24日

ワクチン検査パッケージ推進〜1月より観光促進「元気旅Ⅱ」!
 

県議会12月定例会は、今週、追加補正予算501億円も審査、計559億円を可決して閉会を迎えました。追加分は、
①新型コロナウィルス感染症の拡大防止として、ワクチン・検査パッケージに対応した検査費用の無料化、県立学校・私立幼稚園の衛生用品整備に110億円、
②「新しい資本主義」の起動として、農林畜産者の施設整備、教員のタブレット端末とオンライン教育機器整備、特別支援学校の大規模修繕前倒し等に94億円、
③防災・減災・国土強靭化として、道路、河川、砂防、港湾、農地インフラ整備の前倒しに293億円。

ワクチン・検査パッケージは、飲食店やイベント主催者が利用者のワクチン接種歴または検査結果陰性確認により、緊急事態宣言時などの様々な行動制限を緩和するもので、今回、検査料補助や検査事業者の施設補助を予算化。従って、目的がなければ受けられませんので注意!県内のウェルシア約130か所で本日よりPCR検査または抗原検査を無料化、基礎疾患ありワクチン接種できない人または12歳未満子ども対象。

私が副委員長を務める文化・観光委員会では、これまで県民対象に行い27日に終了する観光促進事業「しずおか!元気旅!!」を年明け1月11日(火)より「元気旅IIとして、県民に加え、山梨・長野・愛知・神奈川県民の誘客を狙い、対象に追加し実施するとの報告がありました。

期間は1月31日迄、割引は同様に宿泊または日帰り旅行:1万円以上で5千円割引(4千〜1万は2千円)+地域クーポン2千円となりますが、「ワクチン検査パッケージ」として宿泊施設及び旅行業者にて、ワクチン接種歴または陰性結果の確認を行います。
年末年始の繁忙期は除かれますが、県内経済の拡大に向け、是非ご活用ください!

今年はコロナ禍での選挙Year、県政史上初の知事の辞職勧告決議など、政局面で慌ただしい1年でしたが、新年は、県民の皆様が新たな時代に向け、希望を感じて頂ける県政を目指し尽力して参ります!併せて、新年の皆様方のご健勝、ご多幸を心よりご祈念申し上げます!
 
 
 

  
 
2021年11月

 
2021年11月30日

12月県議会〜3回目ワクチン接種&観光産業支援!
 

県議会は昨日より12月定例議会をスタート。会議の冒頭、川勝県知事より、参議院補欠選挙時の「コシヒカリ発言」に端を発し、11月24日の臨時議会で可決された辞職勧告決議に対し、陳謝した上で、辞職せず続投する意向を示しました。県民の間にも大きな反発を呼んだ今回の発言は知事として決して許されるものではなく、これまでの数々の失言も含め猛省して頂きたいと思います。

同時に上程された12月補正予算では、新型コロナウィルス対策として、〇3回目ワクチン接種促進費用、〇介護・障害福祉サービス事業所の感染症対策支援、〇修学旅行の中止・延期キャンセル費用支援に約70億円を計上。
また、知事による「県政の課題について所信並びに諸般の報告」でのトピックスは以下の通り。

ワクチン接種については、2回目終了後、8か月以上経過した方から3回目接種開始を政府決定。県内でも12月から接種開始とし、対象は、2回目接種完の18歳以上となり、接種に要する期間も長期化することとなるので、市町における接種が円滑に進むよう県が積極的に支援。

また、将来の新興・再興感染症への備えとして、県が総合的に感染症対策を担う組織・拠点及び医療体制を検討中。新型コロナウイルスへの対応で柔軟な組織的対応の必要性や、病床や臨時医療施設の速やかな確保、医師、看護師等の人材不足、福祉施設などの感染対応力の強化など、改善すべき課題が明確化してきたので、これらを解決する拠点として「(仮称)ふじのくに感染症管理センター」を令和5年度を目標に設置していくとのこと。

観光産業の早期回復に向けた取組については、10月18日より再開の県内観光促進事業「バイ・シズオカ~今こそ!しずおか!!元気旅!!!~」で今月18日までに発行された旅行券が累計27万枚にも上り、多くの県民が利用。今後、隣接県にも対象地域を拡大していく。
また、来年1月からの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放映にあわせて、県や伊豆半島・富士山周辺地域の20市町、観光団体等からなる協議会を中心に、「ぶし(武士)のくに静岡県」をコンセプトとして、伊豆山神社や願成就院など由緒ある歴史・文化資源や、本県の誇る美しい景観、多彩な食材などを活かし、県内外からの誘客や広域周遊、消費喚起を促すことにより、観光需要を一層喚起しいく。

※県議会は、来週より各会派の代表質問、一般質問が行われ、本格的な論戦がスタートしますので、是非ご注目ください!人と会う機会の多い年末を迎えますが、引き続き、感染症対策の徹底をお願い致します。
 
 
 

  
 
2021年10月

 
2021年10月21日

東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシーを生かした東部・伊豆地域の活性化策について
 

第5波として猛威を振るった新型コロナウィルスも、緊急事態宣言の発出やワクチン接種が進展したこともあり、ようやく落ち着きを見せています。
県内でも11月末には希望する人すべてのワクチン接種が終了する見込みでありますが、一方で、再び第6波の感染拡大とならない様、引続き感染予防対策の徹底をお願いします。

東京2020オリンピック・パラリンピックも無事開催され、県内でも長年準備してきた自転車競技が行われました。各競技において、日本人選手の活躍を目の当たりにすることが出来、我々県民に多くの感動と勇気、希望を与えてくれたものと思います。

県議会は9~10月に定例議会を行い、緊急事態宣言による時短要請・休業補償費用、7月豪雨災害の復旧費、新型コロナウィルス第6波に備えた病床確保費用などを可決。
また、私が川勝知事、副知事、関係部局長への一般質問を行いましたので、知事答弁のあった「東京オリンピック・パラリンピックのレガシーを生かした東部・伊豆地域活性化策」について、以下レポートさせて頂きます。なお、その他の質問、答弁内容については、作成中の県議会レポートN0.11が出来次第、HPにアップさせて頂きます。

10月24日(日)は参議院補欠選挙、31日(日)は衆議院選挙の投開票日を迎えます。アフターコロナを見据え、この国の将来の方向性を決する大切な選挙ですので、必ず投票に行って頂くようお願い申し上げます!

Q1、東京2020オリンピック・パラリンピックのレガシーを生かした東部・伊豆地域の活性化策について

【質問要旨】
・東京2020オリパラ自転車競技3種目(ロード、マウンテンバイク、トラック)が本県を舞台に有観客で開催され、合計で約2万人が観戦。
・今後は、世界のサイクルスポーツの聖地として多くの人が訪れるようにするため、本県で唯一開催されなかった人気競技=BMXの取り込みが重要。
・また、県や自治体の大会開催に向けた取組実績をスポーツツーリズムなどスポーツ振興の施策にも反映し、東部・伊豆地域の活性化に繋げるべきと考えるが知事の考えは?

【知事答弁】
・東京大会の本県開催により、都市ボランティアの育成、海外との交流促進、国際大会運営による知識・経験の蓄積など様々なレガシーが芽生え、これらを発展的に継承していく。
・今後、矢羽根型の路面表示整備やサイクリングコース開発など、サイクリストの受入環境の整備に取り組むと共に、日本サイクルスポーツセンター、富士スピードウェイに加え、民間のスポーツ施設を備えた宿泊施設を活用した自転車競技大会の開催、自然環境を活かしたスポーツ合宿の誘致を進めるなど、スポーツツーリズムの振興につなげていく。
・この取組を推進するため、様々な分野との連携により、スポーツを核とした地域づくりに取り組む新たな組織「スポーツコミッション」の設置に向けた検討を進める。
・さらに、「サイクルスポーツの聖地づくり」の取組を一層深化するため、本県では開催されていないBMX競技の可能性について予算措置をして検討を進める。

※「スポーツコミッション」とは、スポーツを軸に、健康増進、観光との融合、スポーツ産業育成などスポーツを核とした地域づくり推進の組織として、自治体、スポーツ団体、大学、医療機関、企業が一体となった組織。期待大であり早期設置を要望!

参考)その他の質問項目

2、カーボンニュートラルに向けた取組~ソーラーパネルの設置急拡大へ
(1)民間住宅及び企業へのソーラーパネルの設置拡大
(2)県立学校へのソーラーパネルの設置拡大
3、沼川、高橋川の水災害による被害軽減の取組について
4、動物の愛護及び管理に関する法律の改正に係る県の対応について
5、児童虐待に対する児童相談所の体制と家庭的な養育の推進について
 
 
 

  
 
2021年8月

 
2021年8月25日

8月臨時補正予算〜事業者支援・医療体制強化など
 

県内のコロナ感染者数は急増し、緊急事態措置(9月12日迄)が発出となりましたが、感染者数は、この一週間で1.7倍へ急増、60歳未満の感染が93%を占めています(65歳以上のワクチン接種済年代の感染は極めて少ない)。

感染者の療養は、24日時点で入院394人(中・重症)、宿泊254人&自宅療養4040人(軽症以下)、病床占有率は68%となっており、県では病床を従来の525床から100床増を進行中、また入院で回復期に入った方は後方病院へ移すなどの取組を進めています。なお、自宅療養者に対しては、県が看護協会に委託し、1日1回電話等での安否確認を実施し、保健所より1週間分の食料提供を行っています。

25日、緊急事態措置の適用を踏まえた静岡県の8月補正予算案約213億円の説明があり、主な内容は以下の通り(30日の県議会で議決)。

1.事業者支援(144億円):時短・休業要請に応じた飲食店、大規模集客施設への協力金および売上減少の県内中小企業への応援金
2.医療体制の強化(28億円):軽症者宿泊施設増(6→8施設)、入院待機(酸素)ステーションを新設(東・中・西各1)、自宅療養者支援増(食料品等提供)
3.生活困窮者支援(40億円):感染症の影響で収入減世帯への福祉貸付金、自立支援金支給

この感染拡大を抑えるには、ワクチン接種が最も効果的ですが、13歳〜64歳までの接種7割以上完了は11月末見込みで、12歳以下への接種についても国での治験が始まっているとのことです。

何としても、これ以上の感染拡大を抑え、正常な日常や経済活動を取り戻すことが出来る様、県民の皆様方の一層のご理解とご協力をお願い致します!
 
 
 

2021年8月12日

静岡県「まん延防止等重点措置」の追加適用!
 

静岡県においてもコロナ感染症が急拡大し、8月8日より政府による「まん延防止等重点措置」の追加適用となり、沼津市など県内22市町に対し、飲食店および1000㎡以上の大規模集客施設への営業時間短縮(20時迄)と、酒類提供自粛などの措置をとりました(8月31日迄)。

協力金として、飲食店(中小)には1日あたりの売上高(前年または前前年)の4割(3~10万円)×協力日数が支払われます(国&県予算約155億円)。

また、11日、県議会に対し、対象市町に焼津市、藤枝市、磐田市を15日より追加するとの報告がありました。
加えて、飲食店の休業や外出自粛の影響で売上が減少している県内中小企業に対し、国の月次支援金(対前&前々年売上△30~50%減:法人上限10万円、個人5万円)に、静岡県としての上乗せ措置として、酒類事業者枠を10~60万円支給することとし、16日の県議会本会議で可決成立後、申請要綱等を回示することになります。

今週は、お盆シーズンを迎えますが、新規感染者数は連日最多を記録、特に、沼津市など東部地域は病床占有率が57%を超え危険水域となっていることから、3密回避、外出の自粛等、感染回避策の徹底を是非よろしくお願いいたします!
 
 
 

  
 
2021年7月

 
2021年7月16日

7月豪雨被害の早急な復旧と対応策を強力に推進!
 

7月1日から県内を襲った豪雨は、各地に多くの被害をもたらしました。特に、熱海市を襲った土石流災害では多くの皆様が犠牲となってしまい、心よりご冥福をお祈り致します。
私も連日、沼津市内各所の巡視を行いましたが、特に、原、浮島地区の浸水状況は深刻でした。
愛鷹では総雨量650㎜を記録、S49年7月の七夕豪雨の約300㎜を大きく上回り、高橋川および沼川では、氾濫危険水位を超え、床上浸水88戸、床下浸水248戸が発生。
青野および原地区には多くの土砂が流れ込んでしまいました。

今後、台風シーズンを迎えることから、越水、漏水の箇所は県沼津土木事務所が土のうを積み増しして補強していますが、抜本的には高橋川の上流部から分岐させ、水を直接駿河湾に放出する沼川新放水路の早期完成が必要です。
この新放水路は、総工事費250億円で着工4年目。国道1号バイパスから海への下流部分はR10年度完成予定、そこから北の上流部はR14年度完成予定。下流の完成は、沼川からの直接放流が可能となり、原地区の浸水は大幅に減少します。今後、更なる促進に向けて、予算確保はもとより、整備体制の強化も県に働きかけて参ります。

また、黄瀬川に架かる旧国道1号線の黄瀬川大橋の橋脚1基が水流で崩れて傾き、橋けたが折れて通行止めになってしまいました。この道路は三島方面への幹線道路であり、1日約2万台が通行。迂回路として、南側の県道沼津三島線がありますが、早期復旧が必須です。(交通量:国1バイパスは3万台、黄瀬川大橋の南の県道沼津三島線は5千台)

工事方法は沼津土木事務所にて検討中ですが、この橋はS28年建設で古く(耐震補強工事は実施済)、全面架け替えがベストですが、かなりの時間が必要となるため、当面は早期復旧を優先し、崩れた橋脚、橋けたのみ復旧させる仮設的対応になると思います。
それでも、通常、水が減る渇水期(10月~5月)でなければ工事は難しいなど、年単位の時間が必要なため、これを如何に短縮できるか、県とも協議を進めて参ります。
 
 
 

  
 
2021年6月

 
2021年6月23日

県知事選挙終了!「脱炭素社会特別委員会」の初会合開催!
 

静岡県知事選挙は、川勝平太氏が自民党推薦の岩井茂樹氏を破り、4選を決めました。自民党県連は、全力で岩井氏を応援したものの、選挙1か月前の候補決定、始動では、広く有権者への浸透が図れず、残念な結果となってしまいました。
県東部地域は、中部、西部地域に比べて都市力、経済力が劣り、年々衰退傾向にある中、沼津市にゆかりがあり、国政で十分な経験がある岩井氏の政治手腕に大きく期待しましたが、今後は、その想いを改めて川勝知事にぶつけ、東部地域の発展に寄与していきたいと考えますので、引続きのご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。

さて、6月22日の県議会では、「脱炭素社会特別委員会」の初会合が開かれ、委員として出席しました。この委員会は、昨年10月に菅首相が2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする脱炭素社会の実現を目指すとしたことから、県での温暖化対策、環境負荷低減対策の推進に関する調査を行い、脱炭素社会の実現に向けた提言を行います。

調査の観点は以下の4つ。
1.家庭や企業における再生可能エネルギー、水素エネルギーの導入促進について
2.電気自動車や燃料電池自動車等の次世代自動車の普及促進について
3.脱炭素社会での新技術に取り組む企業等への支援策について
4.プラスチックごみや食品ロス等の削減による循環型社会の構築に向けた取組について

上記内容について、委員(11名)の意見交換を行い、私からは(2)について、本県は自動車産業の恩恵が大変大きいものの、電気自動車等の普及はエンジン部品が不要となることから、自動車部品製造業への雇用面も含めたマイナスも大きく、この視点での調査も行うことを進言しました。

その他項目につきましても、県民生活や企業活動に密接に係る課題ですので、今後、都度レポートしていきたいと思います。
そして、いよいよ東京オリパラが近づいてきました。県内聖火リレーは今日23日〜25日、オリンピック自転車競技は県内会場にてロード、MTB、トラックが7月24日〜8月8日にかけて行われます。コロナ対策は万全の体制で、盛り上げていきましょう!
 
 
 

2021年6月2日

新型コロナワクチン接種本格化&6/3県知事選挙スタート!
 

新型コロナワクチンの各自治体ごとの65歳以上接種がようやく本格化してきました。沼津市においても、5月25日より予約開始した第2弾6万人分の集団接種が昨日より沼津駅北口のキラメッセにて、これまでのスペース、要員を2倍に拡大してスタートしました。
 
6月2日にその様子を視察してきましたが、1人当たりの受付から終了までの時間は概ね20分程度、大変スムーズに流れており、最大1260人/日対応できるそうです。順調に進み、7月末の第一回接種終了、8月末までの第二回接種完了を祈念致します。
 
なお、現場での声として、「沼津駅から会場入り口までの導線がわかりにくい」、「早めに着いた場合の座る椅子などが用意されていない」などのご指摘を頂きましたので、市役所当局に改善検討を申入れしておきました。
 
また、6月3日より、静岡県知事選挙が告示となり、20日の投開票日まで選挙戦がスタートします。私たち自由民主党では、参議院議員を2期務め、国土交通省副大臣など歴任した「岩井しげき」氏を擁立し、新たな県政への世代交代を訴えて参ります。
 
JRリニア中央新幹線工事に関する大井川水系の水問題など課題山積の県政運営において、対立ばかりが目立つ現知事に対し、これまでの経験を活かし、対話と融和による住民&利害関係者合意、そして県民全体の理解を得ることに尽力してくれるものと多いに期待しております。
 
沼津市に関しては、川勝知事が12年前の就任直後に事業見直しを表明してストップしてしまった沼津駅鉄道高架事業も、様々な検討を重ね、時間、労力を費やしたあげく、結局、事業推進となりました。この失った時間は、あまりにもダメージが大きく、中心市街地は大変寂しい状況となってしまいましたが、国会議員になる前、沼津にて、まちづくりの勉強も積んできた岩井氏には、これまでの遅れを取り戻し、新たな時代に合わせた整備促進を期待します。
 
なお、6月3日(木)12時より、沼津駅北口ロータリー広場にて、「岩井しげき」出陣式を行いますので、ご都合のつく方はご参集頂けましたら幸いです。
是非とも、新しい静岡を創ることができる「岩井しげき」へのご理解、ご支援をよろしくお願いいたします!
 
 
 

  
 
2021年5月

 
2021年5月21日

5月補正予算〜新型コロナ感染症対策&事業者支援
 

静岡県近隣での新型コロナウィルス第4波拡大もあり、当県でも人口10万人あたり感染者数16.9人(東京46.9、神奈川22.2、愛知50.3)、病床占有率37%(西部57%)となったことから、先般、国の感染区分=ステージⅢ(感染まん延期 中期、Ⅳが最高)、県警戒レベルを5(特別警戒、最高は6=都市封鎖級)に引き上げ、大変緊迫した状況になっています。

そんな中、5月20日に臨時県議会を開き、331.7億円に上る新型コロナウィルス対策や事業者支援を中心とする5月補正予算を審議、可決しました。主な内容は以下の通りです。

Ⅰ、新型コロナウィルス感染症対策(241億円)では、
①第4波対応の医療体制の整備⇒病床確保(拡大)への空床補償、重症受入れ病院支援、自宅療養者支援、高齢者施設への簡易検査キット配布
②高齢者向ワクチン接種体制整備⇒医療機関への協力金支給、接種推進チームの市町への派遣、広域集団接種会場設置
③湖西市の飲食店営業時間短縮に伴う協力金支給

Ⅱ、事業者支援(88億円)として、
①県が創設の「ふじのくに安全安心認証制度」登録の店舗・施設への必要経費補助⇒飲食店、宿泊施設に対し、感染防止機器購入や感染防止のための大規模設備改修費用を補助

なお、本年度常任委員会は「文化観光」委員会、江間委員長(自民)のもと副委員長を務めさせて頂き、アフターコロナを見据えた政策提言等に尽力して参ります!
 
 
 

 
2021年5月1日

新型コロナワクチン接種の状況(沼津市)について
 

コロナの猛威の中、我慢を強いられるゴールデンウィークとなってしまいました。このコロナを抑えるためにもワクチン接種が欠かせませんが、その進捗や市の対応について、ご質問、ご意見を多々頂きますので、以下状況をご報告いたします。
 
・県のワクチン接種の役割は、国から配分されるワクチンを県内各市町へ配分すること、接種自体は市町の役割。
 
・医療従事者向接種に続き、高齢者向に4月上旬までに県へ22箱着(1箱975回分)、計21,450回分着=県内65歳以上の2%。
 
・沼津市は、65歳以上61,107人に対し、1,190人が接種完了(1.9%)。
 
・今後、県へ5月上旬に137箱=133,575回分、5月中旬以降、333箱=324,675回、計458,250回到着予定。
 
・第1回接種で、沼津市は全県の5.5%分を配分されているので、同比率とすると、25,204回分と推計=これで65歳以上の43%
 
・国は、6月末までに65歳以上はすべて接種完了(含、2回目)を目指しています。
 
【沼津市の接種の対応・課題】
 
・沼津市は、ワクチン接種第1弾分は65歳以上61,107人全員を対象に接種券発送、4月22日受付開始(1,190人分)としたが、電話申込は、電話殺到で多くは不通、インターネット申込も可だったものの、高齢者の多くはネットを使えないことから多くの苦情が寄せられることに。
 
第2弾接種詳細については5月15日の広報ぬまづに掲載。上記申込混乱の対策として、電話オペレーターの若干の増員、インターネット申込サポートのため各地区センターに相談員配置とのこと。
 
・私からは、より合理的かつ円滑に接種が進む様、焼津市など他市の様に65歳以上一括でなく、まずは重症化リスクの高い85歳以上から、75歳以上から、と年齢を区切るなどして順次実施することの検討を実務トップの沼津市市民福祉部長(経由、市長)に4月30日申入れを致しました。
 
追伸)コロナ感染症は、未だ予断を許さない状況ですので、引き続きの感染症対策の徹底をお願い申し上げます。
 
 
 

  
 
2021年2月

 
2021年2月23日

飲食店&中小事業者支援など〜県議会2月補正予算について
 

2月23日は「富士山の日」フェスタ2021(御殿場高原ホテル)にて、静岡・山梨県知事&県議会他の皆様が規模を縮小、感染対策徹底を行った上で参集し、世界遺産富士山を称える式典を挙行、川勝知事はコロナ禍での富士山を取り巻く両県の経済連携の強化、山梨県長崎知事は山梨側への富士山登山鉄道構想について述べられました。県議会においても昨年来交流を深めており、今後一層の成果を目指して参ります。
さて、県議会は国の令和2年度第三次補正予算成立に併せ、コロナ対策など年度内に事業着手が必要なもの約792億円を先週、議決、主な内容は以下の通りです。なお、明日より川勝知事への一般質問が始まり、令和3年度事業への委員会審査も行われていきます。

Ⅰ、コロナ感染拡大防止とリスクへの備え、経済の拡大:約199億円
・コロナ患者受入医療機関への事業費助成(8.3億円)
・児童福祉サービス職員(保育所・幼稚園、里親等)への慰労金支給(15.5億円/一人5万円)
・社協が行う生活福祉資金の貸付に必要な経費支援(54億円)
・市町が行う地域の飲食店、事業者等への臨時交付金の支援(30億円、県が1/2負担)
・デジタル化や業態転換に挑戦する中小企業支援(1.5億円)
・首都圏出荷減の県内養殖魚(沼津市)等の学校給食への提供継続(2億円)

Ⅱ、その他国補正予算分:約592億円
・国の5ヵ年加速化対策に基づく道路、河川等の防災インフラ整備(495億円)
・原子力防災体制強化に必要な屋内退避施設等の整備(7.6億円)

県内にもコロナウィルス対策用のワクチン接種が開始されるなど、オリンピックを控え、収束への期待が高まる一方、未だ予断を許さない状況でもありますので、引き続きの感染症対策の徹底をお願い申し上げます。


☆生活、事業等、多方面に渡り、ご苦労が多いかと思いますが、何かありましたらご遠慮なくご相談ください。
 
 
 

  
 
2021年1月

 
2021年1月28日

コロナ禍で県民生活を支え、守る、令和3年度予算案について
 

新型コロナの感染拡大が収まらず、緊迫した日々が続いていますが、県当局より県議会自民党会派へのR3年度予算案の説明がありました。
県税収入はR2年度当初予算4870億円に対し△400億円、地方譲与税667億円に対し△240億円の見込みとなるものの、国の交付税増額で補填の見通し。
歳出総額はR2年度1兆2800億円を上回り、その内、新型コロナウィルス関連530億円となりますが、その他政策へのシワ寄せを懸念。多岐に渡る内容をしっかりと精査していきます。現時点での特徴的な事業を以下抜粋します。

【健康福祉】
「新型コロナ対策 医療支援」(予算292億円):確保病床の空床補償、軽症者用宿泊施設借上げ、ワクチン接種設備支援
「新型コロナ対策 福祉支援」(17億円):社会福祉施設の感染防止対策、介護分野のICT機器導入
「子ども子育て支援」(189億円):保育所、認定こども園運営費、幼児教育・保育無償化費
「子どもの貧困対策」(1.5億円):子ども居場所づくり、学びの場の提供支援
「ドクターヘリ運航」(6億円):出動回数が急増の東部地域ヘリ運行費を増額
「不妊治療費助成」(10.7億円):R3年1月から保険適用までの間を治療費助成

【経済産業】
「EV・自動化運転等技術革新対応」(3.3億円):対応に取組む県内企業を支援
「住宅リフォーム助成」(2.1億円):テレワーク対応等に対応するための住宅改修を補助、R2年400件実績
「中小企業デジタル化・業態転換促進」(4.1億円):業態転換やテレワーク導入等IT活用の新取組支援、上限200万円250件予定
「中小企業向制度融資促進」(170.7億円利子補給):融資枠1700億円、県が利子補給を実施
「小学校花いっぱい提供事業」(4千万円):消費落込みの花き生産者支援、県内小中学校へ花配布
「水産物販売促進緊急対策」(2億円):需要減少等影響大の県水産物(沼津の養殖アジ・マダイ)の学校給食提供(R2継続)

【スポーツ・観光文化】
「ラグビー聖地化」(1.2億円):日本代表戦開催、練習グラウンド5面施設整備
「東京2020オリパラ自転車競技開催」(19.4億円)競技準備、運営に加えコロナ対策=PCR検査費用5億円
「観光誘客事業」(10億円):需要喚起へ県内宿泊費補助、施設周遊補助等
「観光地ワーケーション受入促進」(3.2億円):宿泊事業者の受入れへの環境整備助成
「R4年NHK大河ドラマ・鎌倉殿の13人・誘客促進事業」(500万円)東部・伊豆が舞台のドラマ契機に観光魅力発信

【交通基盤】
「道路、河川、海岸、港湾、生活排水等社会資本整備」(889億円):防災、減災、国土強靭化5ヵ年加速化対策で前年度より増加
「地域公共交通活性化推進」(3.3億円):ウィズコロナ対応、公共交通機関のキャッシュレス対応推進
「沼津駅高架化関連事業」(6.6億円):新貨物ターミナルの詳細設計、高架本体用地買収、埋蔵文化財調査

【教育委員会】
「スクールサポートスタッフ配置」(5.6億円):小中学校の教員負担低減へ事務作業、感染症対策を支援するスタッフ配置
「新時代を拓く高校教育推進」(1億円):新しい時代に対応する普通課改革、新学科、実学系学科での産学連携推進

【警察本部】
・「交通安全施設整備」(42.8億円):信号機新設、道路標識整備、信号機LED化

☆生活、事業等、多方面に渡り、ご苦労が多いかと思いますが、何かありましたらご遠慮なくご相談ください。